小見出しの行間設定

小見出しの文字を〔平体〕にしたら上下の段で行にずれが生じた
小見出しの文字を〔平体〕にしたら上下の段で行にずれが生じた

 

Q 小見出しを入れたとき、他の段と行がずれないようにしたいのですが…

 

①小見出しの文字を平体にしたら、1段目と2段目の行の位置がずれてしまいました。〔段落〕ツールを使って行間を調整しましょう。

 

 

文字列を選択し右クリック→〔段落〕→〔行送り〕タブで〔取り込み〕
文字列を選択し右クリック→〔段落〕→〔行送り〕タブで〔取り込み〕

行間の状態を確認する

 

②〔段落〕ツールを使って現在の行間の状態を確認します。行間を調整したい文字列をドラッグして選択し右クリック→〔段落〕でダイアログボックスが表示されます。〔行送り〕タブで〔取り込み〕ボタンをクリックすると現在の状態が表示されます。
 書式設定した通り〔行送り〕が150%と表示されました。〔行を重ねない(行に合わせて自動調整する)〕がチェックオンになっています。〔段落間余白〕にチェックを入れて小見出しの前後に「長さ」で0.1㎜単位の余白を設定することもできます。
 ただし、小見出しの文字サイズを大きくしたり、行間を変えると上下の段の行の位置がずれてしまうことがあります。小見出しの文字を「平体」に設定しても、行の位置がずれてしまいます。

 

〔行取り〕を2行に設定→〔位置〕を〔センター配置〕→〔更新〕
〔行取り〕を2行に設定→〔位置〕を〔センター配置〕→〔更新〕

〔行取り〕で調整する

 

③〔行取り〕を使えば上下の段の行がずれないように、行幅を設定することができます。
 〔指定方法〕欄の〔行取り〕をチェックして小見出しの幅を〔行取り〕欄に行数で設定します。〔位置〕は「センター配置」を選びます。すると2行分でも3行分でもそのスペースの中央に小見出しを配置することができます。

 

2行分の真ん中に小見出しが配置され、下の段との行のずれも解消
2行分の真ん中に小見出しが配置され、下の段との行のずれも解消

 

④〔行取り〕を設定し終わったら〔更新〕ボタンをクリックします

3行の〔行取り〕で〔センター配置〕に設定
3行の〔行取り〕で〔センター配置〕に設定

 

⑤他の小見出しも同様に〔行取り〕を設定します

 

〔ドロップキャップ〕タブ→〔文字サイズ〕を2行分に設定
〔ドロップキャップ〕タブ→〔文字サイズ〕を2行分に設定

 

段落最初の1文字を大きくする

ドロップキャップ

 

⑥段落の最初の1文字を数行分の大きさにして、読者の目をひく効果をねらうドロップキャップというレイアウトもできます。新聞の報道記事ではあまり見かけませんが、雑誌や娯楽性の高い記事などで使われます。
 書き始めの1字アキをなくし、最初の段落のどこかでクリックしてカーソルを点滅させます。右クリック→〔段落〕→ダイアログボックスの〔ドロップキャップ〕タブ→〔文字サイズ〕を行数で設定し(一般的には2行分)〔更新〕をクリックします。

 

〔行余白〕は2行分なら0か1を選べる。3行分なら0,1,2が設定可能
〔行余白〕は2行分なら0か1を選べる。3行分なら0,1,2が設定可能

 

⑦段落の最初の1文字が2行分の大きさになりました。最初の行を余白にする〔余白行〕やフォント、フォントの傾き、色も設定できます。